皆さん,ご無沙汰しております.

いつの間にか夏も中盤にさしかかり,時のはやさには感服(辟易…)する毎日です.

相変わらず,研究と格闘する毎日はかわらないけれど,最近,長い間かけて用意してきた研究が既にやられていることを発見して,ちょっとしたショックを受けております….

最近は(不評もあって)Blogには研究の内容をあまり書いてなかったけど,Polandにいたときから”量子系の相関”に関する命題をちらほら話題にしていましたが,これです・・.


研究をしているとこういうことは多いです.
というよりも,発見のほとんどは既存の結果であるわけで,研究活動の一環として既知の結果を独立に出すというのはロードワークみたいなものだと思います.

ただ,今回の内容に関しては,様々な研究者が知らなくて新しいことだと認めてくれていたもので,しかもかけた時間の長さを考えると,さすがにしばらくショックでした….
(既に投稿する段階にまで論文は仕上げてたのだけど,最後に文献の整理をしていて,既存の結果であることがわかってしまいました.)

ショックの日の朝から立て続けに送られてきた「世界の名言」(by magmag):

Men who wish to know about the world must learn about it in its particular details. (ヘラクレイトス)
世界について知りたいなら,細部を見過ごしてはならない.
The way I see it, if you want the rainbow, you gotta put up with the rain. (ドリー・パートン)
私の見方からすると,虹が欲しければ,雨は我慢しなくてはならない.
One is not born a genius: one becomes a genius (シモーヌ・ド・ボーボワー)
人は天才に生まれてくるのではなく,天才になるのである.
He that can have patience can have what he will. (ベンジャミン・フランクリン
忍耐ができる人は,望みの結果を得る.