K君とMさんとのEntanglementの共同研究が面白くなってきた。
世間で知られてることとかぶらないことを願いつつ、関係ありそうな文献をひたすらあたらないといけない。

一昨日はK君が面白いことを見つけてくれたので、時間をとってセミナー室で議論。考えるに大変失礼なことなのだが、聞きながら彼の結果の一般化を考えて、机に足を乗せてパイプ椅子に深く座ってたら、こけた。

勢いでパイプ椅子がたたまれて、そのまま落っこちて頭は無事だったが、手をパイプ椅子に挟まれた…。自分の体重が50cmほど上から勢いよく乗っかって挟まれたので、手に激痛が走った。



絶対骨が折れたかと思った…。



今も赤くなってて少し痛むが、きっと大丈夫だと思う(実は国民健康保険は入ってるけど、生命保険は入ってない…。こういうときのためにやっぱり真剣に探さないといけない。ドジだし。)。

まあ、失礼な態度を取った天罰である。

K君はすぐに手を水で冷やしてくれてハンカチまで貸してくれて、良い人である。

K君は今年D論を書くのを目指してるので、少しでも協力してあげたい。

天罰は手にくだったが、幸い研究は面白い方向に進みそうなのでよかった。


今日は、組み合わせ論スペシャリストのTさんとMUBの共同研究を真剣に進めるべく、午後は時間を作って研究を進める。

以前自分がMO研合同セミナーで発表したMUB関連の論文があって、その否定的な結果をある一般化をしてやれば上手い具合に解決できるんじゃあないかと考えてた。で今日はそういう解が存在するか、二人でずっと考えた。

色々な数学的な困難は二人で協力一致して解決し(主にTさんの解決能力の高さによる克服であるが…)、これも面白いことになり最終的に組み合わせ論の問題に帰着された。しかもさすがはスペシャリストのTさん、それには解があることをご存知であった。

まだ内容は書けないけれど、とにかくAliceは無事助かる、ということでめでたいことになりそうである。

おめでとう、Alice.

(注:最近の量子情報理論とかでは系の擬人化にAliceやBobやEveなどよく使うのです。)



さて、明日から京都に1週間ほど出張なので、きっと綺麗な紅葉でも見ながら、頑張って研究に行ってまいります。